書評(その他)

ニーチェから学ぶ、力強い人生の送り方。ルサンチマンにとらわれない超人になれ!

自分で言うのもあれなんですが、私はかなりストイックで、負けず嫌いな性格なんですよね。

最初からそういう性格だったのかというと、全然そうじゃなくて。

ある人物&本との出会いが、そうさせてくれたんですよね。

 

ある人物とは、19世紀の哲学者「フリードリッヒ・ニーチェ(以下、ニーチェ)」です。

ニーチェの「超人」、「永劫回帰」、「ルサンチマン」という考え方を学んでからは、他人を意識しすぎることなく、自分なりの力強い人生を生きられるようになりました。

 

もし、読者の方の中で、今現在、辛いことがあって落ち込み中とか、人を羨んでばかりで自分の成長を感じられない、という気持ちの人がいれば、この記事は役に立ちます。

 

まさにニーチェが同じような気持ちの中で、どうすれば一回きりの人生を有意義で力強く生きることができるようになるのか、について徹底的に考え抜いたのです。

そのニーチェの叡智から学ばない手はないでしょう。

 

この記事を読めば、基準を他人ではなく自分の中に置き、他人を貶めることではなく、自分を成長させる方向で高めることができ、力強い人生を送ることができるようになります。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェってどんな人なの?

ニーチェはこんな人

  • 1844年にプロイセンで生まれる(現在のドイツ)
  • 父親と弟が幼い頃に死んでしまう
  • 26歳でスイスのバーゼル大学の古典文献学教授となる
  • 35歳のときに、持病の悪化、友人との絶交などが重なり大学教授を辞任
  • 失恋相手の婚約、妹&母親との不仲、持病のさらなる悪化などで狂人となる
  • 壮絶な人生の中でもいかに力強く生きるかを徹底的に考え抜いた
  • 主な著作に、『力への意志』、『道徳の系譜』、『ツァラトゥストラはかく語りき』、『善悪の彼岸』などがある。
  • 持病が悪化して1900年に56歳で死亡

ざっとニーチェの生い立ちを書いてみましたが、すごいですよね。

幼い頃に父親と弟が死んでしまうんですよね。

私も肉親の死は体験していますが、想像を絶する悲しみです(泣)。

 

26歳という若さで、バーゼル大学の古典文献学の教授となる

それから、26歳でバーゼル大学の古典文献学教授です。

これって、相当やばいんですよ。

何がやばいかというと。

 

昔の、しかも、ヨーロッパの大学教授って今の大学教授とは格が全然違うんですよね。

本当に天才のエリートしか就職できない地位なんですよね。

そして、ニーチェの専門が古典文献学です。

古典文献学と聞いて、現代人はさっぱりだと思いますが、ギリシャ語やラテン語などの古典言語を勉強して、古典の原典を解釈する学問なんです。

ギリシャ語やラテン語は伝統的にエリートが勉強する言語で、その古典文献学の教授に、26歳の若さで就任しているのですから、想像を絶する天才だったのです。

 

ワーグナーとの絶交、家族との不仲、大恋愛からの大失恋

友人との絶交とは、ワーグナーとの絶交を意味します。

ワーグナーってあのワーグナーです。クラシック音楽を聞いたことがない人でも、知っている人が多いでしょう。

最初はワーグナーと仲良くやっていたのですが、考え方が次第に合わなくなって、絶交となるのです。

ニーチェの中では、尊敬しているワーグナーだけに、考え方が合わず絶交となったことで相当なショックを受けた模様です。

 

それから、弟と父親は若い頃に亡くしているので、残された家族は妹と母親です。

残された家族とも、不仲になってしまいます。

 

ニーチェはルー・ザメロという女性に大恋愛をするのですが、振られてしまい、結局ザメロは別の男性と結婚してしまいます。

 

26歳で古典文献学の教授に就任するなど、人生を好調に滑り出したかにみえたニーチェですが、人生の後半は思い通りにいかず、最後は狂人となります。

しかし、その壮絶な人生の中でも、どうすれば、一回きりの人生を力強く生きられるのかについては考え続けていました。

その考えを学ばないわけにはいきません。

 

ルサンチマンにとらわれ、努力を否定したら、人間は成長しなくなる。

 

相手を貶すことで、自分の価値を高める(守る)行為、ルサンチマン。

ニーチェの本を読んでいると、ルサンチマン、というキーワードが出てきます。

フランス語で「ressentiment」と書きます。

「re」とは何度も、何回も、という意味です。

「ssentiment」は感傷的になるという意味です。

 

何をみて、感傷的になるのか?

それは、羨ましい誰か、です。

それは、お金持ちであったり、理想を手に入れたライバルだったり、です。

 

そんなときに人間は、「ああ、いいな~、羨ましいな。」って思いますよね。

ここまでは自然な感情です。

ここから先が問題です。

 

その後に、「自分もあのようになりたい!」と思って努力する道。

あるいは

「あいつは、なにかズルをしたに違いない、自分は今のままで良いんだ(ルサンチマン)」と思う道。

ニーチェは後者のルサンチマンを否定しました。

 

なぜかといえば、ルサンチマンの考えを持っている限り、自分が成長できないからです。

力強い人生を送るには、自己の成長が必要です。成長するためには、ルサンチマンの考え方を捨て去る必要があります。

認識を変えるだけって楽だから、人間はそっちに流れがちなんですよね。

あいつはズルをしたとか、セコい手を使ったとか、とにかくやらない理由を考えて、自己を肯定する天才が人間という生き物です。

 

そんなことをしている限り、人間はいつまで経っても成長できないよ、って指摘したのがニーチェです。

私もニーチェの本を読むまでは、思いある節しかありませんでした(笑)。

それでも自分の人生なんだから好きに生きればいいじゃん、っていうのも1つの考えなんですが、私はルサンチマンにとらわれない生き方をすることにしました。

 

基準が他人にあるって、どうも腑に落ちなくて。

相手がズルをしてようが、セコい手を使っていようが、理想の自分像に向けて努力している方が格好良くないですか?

エルソルはそう思い、ルサンチマンと決別したのです。

 

ルサンチマンを克服し、「永劫回帰」を受け入れた人間が「超人」となる

永劫回帰?

超人?

だから哲学はやなんだよ…

って感じだと思いますので、まずは言葉の説明から(笑)。

 

永劫回帰:同じ人生が寸分狂わず何度も何度も繰り返されること

超人:ルサンチマンを克服し、永劫回帰を受け入れ、力強く人生を生きる人間

あなたは、あなたの人生が何回もループされても、耐えられるだけの人生を送っているか?

永劫回帰は一種の脳内シュミレーションだと理解してください。

あなたのこれまでの過去や、これから起こる未来が、死んだ後も、何回も何回も繰り返されることをイメージしてください。

これって想像以上にきついことですよね。

嬉しい体験も、死ぬほど苦しい経験も、みーんなそっくり、あなたの人生がループされるんです。

 

ここでニーチェが言いたいのは、「何度も何度も同じ人生が繰り返されても、それを愛せるだけの人生を送りなさい」ということです。

つまり、永劫回帰を受け入れるには、ルサンチマンを克服しないと駄目なんですね。

ルサンチマンを克服できてはじめて、人間は永劫回帰を受け入れられるんです。

ルサンチマンを持っている限り、いつも言い訳をして、他人を貶めることで、自分の位置を相対的に高める人生が待ち受けています。(もちろん、こういう生き方もありますが。)。

 

超人はルサンチマンを克服し、永劫回帰を受け入れ、人生を全肯定する

ルサンチマンを克服し、基準を自分に置き、永劫回帰を受け入れ、力強い人生を送る人間を「超人」と呼びます。

ニーチェは、ルサンチマンにとらわれて一生を過ごすくらいなら、苦しいかもしれないけど「超人」として生きる方が、有意義な人生を送れる、と考えました。

エルソルも同感です。

 

将来が不確実になり、不安が高まれば高まるほど、超人は輝きを放つ

エルソルは学生時代にかなりの本を乱読していたのですが、その中で勉強してジャンルの1つに宗教学があります。

「これだけ科学が発達した現代なのに、どうしていまだに宗教が大きな力を持つんだろう?」

ISISのイスラム問題あるいはオウム真理教事件などなど、宗教が大きな社会問題となり、一方で人にやすらぎを与えるものとして大きな影響力を保っています。

 

そして、エルソルは、こう考えました。

「人間は不条理に耐えられない弱い生き物だから、何かに本能的にすがりたい生き物なんだ」と。

 

投資の記事でも触れましたが、未来は不確実です。

そして、「ブログ・SNS初心者必読 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』」でも触れましたが、人生は運に大きく左右されます。

 

努力をしても報われない場合もあります。努力をしていないのに、トントンと人生がうまくいくこともあります。これが、人生の不条理なんですね。

不条理があると、人間は「なんで!どうして!」と思います。

悩みに悩んで、何かに答えを求めるのです。

そうすると、伝統的に、その種の疑問や悩みに一応の答えを用意してきたのが、宗教です。

 

宗教にすがるのも1つの手段でしょう。

しかし、ニーチェは別の方法を提案しました。

それが、ルサンチマンを克服し、永劫回帰を受け入れ、力強い人生を生きる「超人」という概念です。

 

悩みが深まれば深まるほど、将来の不確実性が増せば増すほど、世間の不安が高まれば高めるほど、ニーチェの哲学を理解し、超人として行動できる人間は太陽のように輝きを放つことができるでしょう。

 

人生の早い段階で、「超人」となることのメリット3つ

人生の早い段階で、「超人」となることのメリット3つ

  1. 自分を高める方向で現実と理想のギャップを埋めることができるようになる
  2. どうなるか分からない不安の中でも、力強い人生を送れるようになる
  3. 周囲にも好影響を与える可能性が高い

 

超人となることのメリットは色々とありますね。

理想と現実にギャップが生じた場合、自分の成長を促す方向で処理できるのは、間違いなく人生にプラスに作用するでしょうし。

これからは、色々なテクノロジーが発達して、将来の不確実性が高まっていますので、力強い人生を送る考え方は必要になるでしょうし。

そういう超人としての生き方は、周囲の人を勇気づけることができるでしょう。

 

私はニーチェの哲学を学んだことにより、間違いなく人生が好転しました。

先人が、悩みに悩みたどり着いた叡智を使わない手はありません。

 

 

ニーチェの原典にいきなりあたるのは、難しいので、以下の本から学ばれることをオススメします。私もこの本からニーチェの哲学を吸収しました。

超人になるかどうかは、あなた次第です。

 

 

p.s.

ちなみに、最近嬉しいことがありまして、Twitterでいつもお世話になっているフォロワーさんの「クラッド 岡山の投資家(@kura_investment)」が私のTwitterやブログでの活動を受けて、ご自身の活動も本格化させた、という記事があり、非常に嬉しかったです。

これも超人パワーのおかげかな?

ABOUT ME
ELSOL(エルソル)
ELSOL(エルソル)
20代会社員。資産形成と資産運用を猛勉強し、様々な手法を経験した結果、本業+副業+インデックス投資が最強の資産形成・運用法という境地にたどり着く。20代でも資産形成できることを証明するべく、また、20代に役に立てるよう、資産形成、資産運用の情報を発信します。 読書も大好きで、年間200冊以上は読みます。読書に関する情報も発信します。