資産形成・運用の基礎知識

生活防衛資金とは? 投資を始めるときの貯金の目安はいくら? 最低でも1年分の生活費は確保しよう!

生活防衛資金。

Twitterやブログなどで投資の情報を収集していると必ず出てくるキーワードですね。

生活防衛資金は投資をするなら絶対に知っておかないといけないキーワードです。

 

これから投資を始める人は、生活防衛資金の概要を把握して、投資を始める際の参考にしてみてください。

また、すでに投資を始めている人も、再確認をしてもらえばと思います。

 

今回の記事は、主として投資初心者へ向けて、「生活防衛資金とは?」、「投資を始める際にいくら貯金があればいいのか?」等について説明する記事です。

この記事を読むことで、生活防衛資金の重要性を理解することができるようになります。

そして、その効果として、あなたは基礎をがっちりと固めた上で、安心して投資をすることができるようになります。

 

投資では「攻め」よりも「守り」が大事になることを、理解できるようになるでしょう。

それでは、早速、内容に入っていきましょう。

 

生活防衛資金とは? 投資を始める際の貯金の目安額は?

  • 生活防衛資金とは、一定の間、現状の生活を維持するために必要になるお金のこと。
  • 生活防衛資金は、生活費の最低でも1年分、余裕を持つなら2年分。

生活防衛資金とは、あなたの今の生活を、一定期間、維持するために必要となるお金のことです。

投資を始める際には、この生活防衛資金が最低でも1年分必要になると言われています。

(余裕を持つなら生活防衛資金は生活費の2年分が必要です)

 

生活をするには、食費、水道光熱費、携帯電話代、家賃などの諸経費がかかります。

例えば、これらの毎月の経費が、10万円だとしましょう。

この場合、投資を始める際の生活防衛資金は、10万円×12ヶ月=120万円が最低でも必要となります。2年分なら2倍の240万円ですね。

 

ちなみに、エルソル(@ELSOL_INVESTOR)は、ビビリでリスクをあまり取りたくない人なので、生活防衛資金は2年分用意しています。

この生活防衛資金は人によって違います。なぜなら、人によって生活費が違うからです。

生活費が少なければ少ないほど、生活防衛資金は少くて済みます。

家族が多くて、生活費がかかる人は、より多くの生活防衛資金が必要になるでしょう。

 

生活防衛資金が必要になる理由は? 生活の安定が最優先だから。

  1. あなた(家族)の生活を守ることが再優先事項。
  2. 資金に余裕があると、精神的に安心できる(投資でも有利になる)。

生活を守ることが投資をするときの再優先事項

私が参考にしている金融コンサルタントの木村剛氏は、「投資戦略の発想法 2010」の中で、生活防衛資金について以下のように語っています。

世の中で何が起きようが、会社が倒産しようが、クビになろうが、自分と家族の生活を守るという一点をベースにして、投資戦略を考えるべきです。

木村剛氏 「投資戦略の発想法 2010」(ナレッジフォア)P115

投資は余裕資金で始める。

裏返せば、余裕資金がないと、投資を始めてはいけないのです。

(生活防衛資金を貯めながら、投資を同時並行で進めることはリスクがありますが、絶対に禁止されているわけではありません。)

 

生活防衛資金を用意する最大の要因は、あなたや家族の生活の安定を確保するためです。

投資をする目的は、資産を増やすことですが、何のために資産を増やすのかと言えば、あなたや家族の生活をより経済的に豊かにするためです。

なので、「攻める」ことよりも、「守る」ことのほうが、投資では大事になります。

 

ちなみに、ここで紹介している木村剛氏の「投資戦略の発想法 2010」は投資を始めるにはめちゃくちゃ参考になる本なので、おすすめしておきます。

生活防衛資金、金融資本と人的資源のバランス、投資理論、基本的な税金の知識がなどが書いてあります。私も何度も熟読しましたよ。

生活防衛資金があると、投資で成功しやすいって本当!?

生活防衛資金があると、投資は成功しやすいです。

これは考えれば、すぐに分かることです。

余裕資金が無いまま、急な出費が必要になったり、株価の暴落が訪れると、生活を賄うために売らざるを得ない状況に陥るからです。

切羽詰まっている人間は、合理的な判断ができず、不利な投資判断を行ってしまいます。

 

一方、生活防衛資金が資金があれば、急な出費にも対応できます。

それから、暴落が来て、仮にあなたの資産が半減になるような状況に陥ったとしても、あなたには2年間安心して生活ができるだけの蓄えがあります。

暴落時でも、生活防衛資金が無いときと比べて、精神的に安心して暴落をやり過ごすことができます。

 

この精神的な安心感というのは、投資を実際に行っていく上でとても大切な安心材料です。

「私は、リスクテイカーだから、生活防衛資金なんて無くてもへっちゃら!」なんて思っていても、実際にリーマン・ショック級の暴落が来れば、売ることになります(笑)。

それが人間という生き物です。人間は感情や環境に大きく左右される生き物です。

私は自分を信じていないので、仕組みや習慣を作ることで、不合理な判断をする余地をなくすことに力を注いでいます。

 

生活防衛資金はすぐに引き下ろせる場所に保管しておく

  • 生活防衛資金は、何かあったときに、すぐに引き出せる場所に保管しておく。
  • 生活防衛資金は、預金などの流動性が高い資産として保有しておく。

生活防衛資金は、何かがあった時にすぐに引き出せるよう準備しておかないとダメです。

なので、株を生活防衛資金にするとかはやめてくださいね(笑)。

基本的には元本が保証されていて、なおかつ、流動性が高い金融商品にしましょう。

流動性とは?

現金への換金しやすさ、のこと。

元本が保証されてないと、生活防衛資金としての役割を果たしません。

生活防衛資金を株で貯めていて、いざ必要になったときに、半減してた、なんてことじゃ困りますからね。

 

また、生活防衛資金は流動性が高い商品で保有しておくのも大切になります。

例えば、不動産で生活防衛資金を保有していますなんてことじゃ、困ったときにすぐに現金化できないので、役に立ちません。

 

生活防衛資金を貯めないと、投資をしてはいけないのか?

 

  • 生活防衛資金を貯めながら、投資をするのはOK。

私のような20代で若い人は、まだ生活防衛資金が足りていない場合も、往々にして考えられます。

生活費が10万円としたときに、最低でも生活防衛資金は120万円必要になります。収入が少ない20代にとっては、正直なかなか大きな金額ですよね。

 

なので、生活防衛資金を貯めながら、並行して、積立NISAやiDeCoなどを利用して投資を始めることは問題ない、と考えています。

20代は生活費も比較的少く、人的資本も高いので(時間があるという意味)、リスクは多めに取れると考えられるからです(あくまで一般論)。

 

ちなみに、エルソルも投資をしながら、2年分の生活防衛資金を貯めましたよ。

コツコツと貯めていると、意外とそれなりの金額になってきますよ。

たとえ少額の投資であっても、そこから得られるものは色々とありますから。

>>【20代 投資初心者向け】 資産運用は少額でも始めても良いのか!? すぐに投資を開始しよう!

 

今回の記事のまとめ 生活防衛資金について

  1. 生活防衛資金とは、一定期間、あなたの生活を維持するために必要なお金。
  2. 生活防衛資金は、最低でも生活費の1年分、余裕を見るなら2年分を確保。
  3. 生活防衛資金は、あなたの生活を安定させるために存在する。
  4. 生活防衛資金があると、精神的に安心して、有利な状況で投資をすることができる。
  5. 生活防衛資金は、すぐに引き出せ、かつ、流動性が高い形で保有すること。
  6. 生活防衛資金を貯めながら、並行して、投資を始めてもOK。

どうでしたか?

これで、あなたも生活防衛資金の概要は把握できたはず!

繰り返しになりますが、投資においては、「攻め」よりも「守り」のほうが大切です。

投資は市場から撤退させられた時点でゲームオーバーですよ。

 

市場から撤退させられないように、まずは守りを固め、経験を積んで、生き残ることを最優先にしましょう。

かのジョージ・ソロスやウォーレン・バフェットも、「守り」の重要性について以下のように語っています。

まずは生き残れ。稼ぐのはそれからだ。

Survive first and make money afterwards

ジョージ・ソロス(George Soros)

 

ルール1:損をするな。 ルール2:ルール1を決して忘れるな。

Rule #1: Never lose money. Rule #2 : Never forget Rule #1.

ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)

 

あなたの守りは大丈夫ですか?

ABOUT ME
ELSOL(エルソル)
ELSOL(エルソル)
20代会社員。資産形成と資産運用を猛勉強し、様々な手法を経験した結果、本業+副業+インデックス投資が最強の資産形成・運用法という境地にたどり着く。20代でも資産形成できることを証明するべく、また、20代に役に立てるよう、資産形成、資産運用の情報を発信します。 読書も大好きで、年間200冊以上は読みます。読書に関する情報も発信します。