資産形成・運用の基礎知識

【投資家必見】予測ができない未来に対処する2つの方法 分散と大数の法則

「未来を完全に見通すことさえできれば…」

投資家なら誰でもが一度は思いつくはずです。

 

なぜなら、未来を見通すことができれば、そこに賭けることで、莫大な巨富が手に入るからです。

それこそ、マイナスサムゲームになるギャンブルからプラスサムゲームの株式市場でも、なんでもござれです。

仮に未来を完全に見通す力を有すれば、全ての価格変動や賭け事が、無限にお金を生み出す機会になります。いわば、引き下ろしても引き下ろしても減ることのない無限のATMを手に入れたも同然です。

 

「もしかしたら未来を見通すことができるのでは?」という淡い期待を抱きつつも、、今の所、人間は未来を完全に見通す力を有するに至っていません。

じゃあ、未来が見通せないからと言って、そこで人間は諦めたのか?

答えは、Noです。

100%の確度を持って予測できない未来に対して、人間はどういう対策を考えてきたのでしょうか?

 

今回は、先人が生み出してきた「予測ができない未来への対処法(叡智)」である「分散」と「大数の法則」を学ぶことで、リスクとの上手な対処方法を学んでいきましょう!

 

予測ができない未来に対する対処方法1 「分散」

予測できない未来に対する処方箋の1つが、「分散」です。

未来はどんなに頑張っても、今の人間には100%の確率で予測することができません。

 

何が起こるかわからない以上、予め様々な種類のものに分けて保管するという手法です。

いわば、「諦め・開き直り」の発想と呼んでもいいでしょうね。

 

最初から未来が予測できないと分かっているのなら、予め分散させてしまえば良い、という発想です。

無理に予測の精度を高めることに時間をかけるのではなく、予測できないことを良い意味で受け入れて、それに対応するやり方です。

とってもドライで機械的な印象を受けるかもしれませんが、不確実な未来に対しては非常に有効な方法です。

 

投資においても役立つ「分散」という戦略

この分散は投資でも大きな力を発揮します。

なぜなら、投資が扱う対象が「予測ができない未来」だからです。

「分散投資」という言葉があることから分かるように、色々な国や銘柄の株式を保有するなどして、適度に分散させることで、未来の不確実性に対処する有効な戦略です。

 

私は現時点でアメリカは非常に有望な投資対象国と考えています。

アメリカは、経済力、政治力、文化力、どれをとってもまさに超大国の名にふさわしいパワーを保有している国です。

過去の成績を見ても、今のアメリカの状況を見ても、やはり、今後アメリカへの投資が過去と同じように素晴らしいリターンを出してくれると思っています。

それでも、私が株式の対象を100%アメリカにしていないのは、ひとえに未来がどうなるか分からないからです。

 

アメリカが中国やインドに覇権国としての地位を奪われないとも完全に言えませんからね(もちろん、確率で言えば低いのでしょうが)。

投資の世界にゼッタイはなく、未来はどうなるか分かりません。

そう考えて、私はアメリカ以外の国や銘柄を含む世界株式への分散投資をメインとしています。

 

予測ができない未来に対する対処方法2 「大数の法則」

予測できない未来に対する処方箋の2つめが、「大数の法則」です。

「大数の法則」は、個々の細かいレベルで見るとバラバラに見えるようでも、時間をかけたり量を増やしていくと、その物事の本質に次第に収斂していく現象のことです。

*大数の法則は、「平均への収束現象(ミーン・リバージョン)」とも呼ばれます。

 

例えば、サイコロを振ったときに、1とか3とか6とかの目がバラバラに出ると思いますが。これを1万回、2万回とどんどん量を増やしていくと、それぞれの目が出る確率は、次第に6分の1に収斂していくといった具合です。

もちろん、現実は、その物事の本質を捕まえることが難しい(サイコロの例で言えば、各目が出る6分の1の確率)という事情は割り引いて考えないといけませんが、未来に対処するという観点から言えば、分散と同様にとても役に立ちます。

 

 

投資においても役立つ「大数の法則」という戦略

投資の世界でこれを応用させるとすれば、資本主義の仕組みを考えた上での長期投資となります。

資本主義の仕組み上は、低インフレや経済成長が前提となっています(サイコロの各目が6分の1であるという部分に該当します)。

経済成長が続くと、それは経済成長の恩恵を受ける株式企業の株式に反映されます(全体として株式という資産の価値は上昇していく)。

 

短期で見ると企業の株価は需給を反映して、上がったり下がったりを繰り返します。

でも思い出してほしいのは、資本主義の仕組み上、企業の株式の値段(例えば、株式の指数など)が長期的にどうなるか、という本質的な部分です。

企業の株式の値段は経済成長が続くと、次第にそれを反映して上昇していきます(もちろん、資本主義の仕組み上、企業の株価は全体として上昇しない!という見解なら、この理論は成立しませんが)。

 

 

予測が難しい未来を予測しようと頑張って、余計な体力を消耗しない

予測困難な未来を予測しようとする努力は、否定するつもりはありませんが、想像以上に体力を消耗します(例えば、値動きの研究など)。

なので、逆に開き直って、「未来を予測するのは無理」と諦めの考え方を受け入れることで、そこから新たな戦略を構築することが可能になります。

そうした経緯をたどり、人間が生み出した叡智が、「分散」と「大数の法則」という技術です。

 

人間とリスクの歴史をを勉強すると、人類がどうやって未来の不確実性(リスク)に対処しようとしてきたのが分かって凄い興味深いです。

そして、興味深いことに加えて、その知恵は非常に実践的な内容です。

もちろん、未来を予想する技術に特化して、短期トレードに勤しむ方法もあります。

そのへんは価値観の違いになります。

 

私は様々な投資を経験した結果、人類が生み出してきた先人の知恵を活用した、世界株式への長期投資へと収束しました。

以前書いた以下の記事も参考に読んでもらえると更に理解が深まると思います。

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ELSOL(エルソル)
ELSOL(エルソル)
20代会社員。資産形成と資産運用を猛勉強し、様々な手法を経験した結果、本業+副業+インデックス投資が最強の資産形成・運用法という境地にたどり着く。20代でも資産形成できることを証明するべく、また、20代に役に立てるよう、資産形成、資産運用の情報を発信します。 読書も大好きで、年間200冊以上は読みます。読書に関する情報も発信します。